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風邪

風邪は立派な「病気」です

風邪をひくことは誰にでもあることで、子どもでもそれは例外ではありません。大人の場合は、子どもの頃から培われてきた抵抗力がありますので、よほどの場合でない限り、じっと安静にしているだけで治るものです。

しかし、子どもの場合は、まだ十分な抵抗力がついていませんので、注意を怠ると余病を併発したり、回復に時間がかかって子どもの苦しみを長引かせることになります。「たかが風邪」と馬鹿にしてはいけません。自然治癒力が十分ではないということを忘れずにケアしてあげることが大切です。



風邪をひくことで抵抗力が強くなる

逆に、子どもが風邪をひいたことを、あまり深刻に考える必要もありません。あかちゃんが風邪をひくと、それだけでうろたえてしまうお母さんをときどき見かけますが、子どもは風邪をひくたびに抵抗力を強め、丈夫な体になっていくのです。風邪と上手に付き合うぐらいの心構えを持ちましょう。


風邪をひいたときの食事

大人と同じで、風邪をひけば子どもでも食欲が減退します。無理に食べさせても、吐いたり下痢をしたりということになりますので、消化の良いものを子どもが欲しがるだけ与えればよいのです。また、水分を十分に与えてください。

保温についてもそれほど神経質になることはありません。もちろん、寒さは厳禁ですが、暖めすぎも逆効果です。暖かすぎず寒すぎず、という程度の冷暖房をしてあげましょう。



お薬は・・・?

市販の感冒薬は総合感冒薬といって、解熱剤が中心に入っています。熱がないのに、他の症状を抑えようとして服用させると、不必要な解熱剤まで飲む羽目になってしまいます。それぞれの症状に対応するには、必ず、医者が処方する薬を、決まった間隔で決まった分量だけ与えるようにしてください。


お風呂は・・・?

風邪にお風呂は禁物、と昔は言ったものですが、入浴せずに不潔な体でいることの方が良くありません。長風呂はもちろん避けるべきですし、熱が37.5度以上の時は避けたほうがいいのですが、そうでなければ、体が温まる程度の時間なら入浴させてあげてください。その方が睡眠も良くとれます。


再診日には

医者が指示した再診日にはかならず病院に来てください。そのときに、療養中の体調の変化などを詳しく話してください。お薬がなくなったら新しく処方しますが、そのときも必ず子どもさんを診察してもらってください。忙しいお母さんで、ときどき「お薬だけもらいに来ました」という方がおられますが、重病を見逃すもとになるので感心しません。


保育所(幼稚園、学校)にはいつから

熱が完全にひいたら登園させても構いません。ただ、夜中にはまだ熱があった、というときは、翌朝平熱に戻っていてもその日は休ませてください。


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