はしか(麻疹)

はしかは大病

流行性が強く、幼稚園、学校や地域で、一度に多くの子どもがこの病気にかかることがあります。最初は熱や咳、鼻みず、眼やになど、普通の風邪と同じような症状が出ますので、はしかかどうかの診断は難しいのですが、いったん熱が下がり再び高熱が出ると、同時に全身に赤い発疹が出るのではしかと分かります。熱はその後も数日、長いときには1週間ちかく続きます。

はしかは、誰でも一度は罹る病気だと軽く見てはいけません。肺炎や脳炎を併発することもある重い病気ですから、早めに治療を受け、目を離さないようにしないといけません。完全に治癒するまでには、長ければ2週間はかかる病気だと覚悟してください。



高熱が続く

40度以上の高い熱が続きます。熱さましを処方しますから、分量と投与間隔を正しく守って飲ませましょう。昔は「はしかは冷やすな」などと言われましたが、それは迷信です。氷枕などを利用して、できるだけ快適に寝ていられる工夫をしましょう。

咳が出ます。咳止めを飲ませても、軽くはなりますが完全に止まるとは限りません。



家庭では・・・

高熱が続く間の入浴は避けてください。軽く体を拭いてあげる程度にしましょう。発疹が薄くなり、熱も下がって咳が出なくなれば、普通に入浴できます。

高い熱が出ますので食欲はなくなります。無理に食べさせる必要はありませんので、消化の良い、子どもが喜ぶような食べ物を選んで、欲しがるだけ与えてください。

水分の補給は大変重要です。一度に大量に飲ませないで、少しずつ、回数を増やして与えてください。



再診を必ず受ける

はしかは目が離せない病気です。医者が指示した再診日には、かならず子どもを連れてきてください。


予防接種


予防接種を受けることで、免疫をつけることができます。有効率は95パーセント以上あります。軽度のはしかを人為的に罹らせることなので、予防接種後5~12日後に微熱(38度ぐらい)が出、軽い発疹が出ることがありますが、熱は2日ほどで下がりますし、発疹も気にするほどのことはありません。ただし、発熱でけいれんを起こしたことがある子どもの場合は、決まった間隔で体温を測り、それを記録しておいて医者に見せてください。必要であれば薬を処方します。また、微熱以上の高熱が出た場合も病院に来てください。

保育所や学校などではしかが発生すると、予防接種を受けていない子どもにすでにうつっていることが多いので、自分の子どもがはしかにかかったら、すぐに保育所や学校に知らせてください。

予防接種を受けていない子どもの場合、はしかの子と接触した4、5日以内にガンマグロブリンの注射をすれば発病を防ぐ、または、発病しても軽い症状で済みます。医者に相談してください。